ポータブルファイバースコープを導入しました

ポータブルファイバースコープ

摂食嚥下障害患者は年々増加かつ高齢化しており、誤嚥性肺炎は日本人の死因の第6位を占めるに至っています。

嚥下機能の低下を示唆する症状としては以下ようなものがあり、これらの症状のある方に対して嚥下機能の検査を実施しております。
・最近痩せてきた。
・食事や水分摂取でムセがある
・夜によく咳が出る
・食事中や食後などにゴロゴロ痰が出る
・食べるのに時間がかかる
・声がかすれる
など

わずか直径2.5mmの嚥下内視鏡を鼻から咽頭まで挿入し、咽頭や喉頭の様子を観察します。また嚥下内視鏡を挿入したまま水分などを飲んでいただき、実際の嚥下(飲み込み)の状態を観察、評価することで、 誤嚥の原因を見つけ、誤嚥しにくい体勢や食形態を探ったり、嚥下にかかわる筋肉を鍛える嚥下体操などを指導します。それによりその方にあった誤嚥予防対策を提案することができます。

嚥下内視鏡検査は当クリニック訪問診療を行っている患者さまに対し、ご自宅で実施しております。所要時間は5分から10分程度です。

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